ホッキョクグマとアメリカ

2008年05月28日 (05:50)

NHKスペシャル「北極大変動」が温暖化によるものと思われる北極の生態系の変化が伝えました。

ここ数年という短いスパンでの北極の劇的な変貌の様子は、「自然とは変化するものだ」と開き直るにはあまりに速過ぎる、と感じられるものでした。

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温暖化のような急激な環境変化は、特に特異な環境で形成された生態系に対して大きなダメージを与えます。

特に極地のように、氷を糧にして生活サイクルを営んでいる生物にとっては、近年の氷の減少は直接種の維持にかかわる問題です。

中でも、一番影響が懸念されているのがホッキョクグマです。

 

2007年に米地質調査所が発表したところによると、ホッキョクグマの頭数は2050年までに現在の1/3以下まで減少するそうです。

米連邦政府は以前から、ホッキョクグマを「絶滅危惧種」に認定し、連邦法(つまりアメリカ国内だけの話)で保護する方針を打ち出していました。

しかし、実際にホッキョクグマが生息しているアラスカ州は、その方針に対して反発しているようです。

油田開発の妨げとなる、というのがその理由ですが、米政府も北極海開発を止める気はないようですので、どうにも話がややこしい。

アメリカのダブルスタンダードは今に始まったことではないですが。

 

温暖化のもたらした副産物である、北極海でのエネルギー資源開発は、さらなる温暖化をもたらす可能性があります。

しかし、エネルギーなくば我々の今の生活もないわけですから、単純に開発反対というわけにもいきません。

確実に言えるのは、今まで海中に眠っていた莫大な量の炭素が、空気中に放出されるようになる、ということです。

結局、どこで減らすか、を考えていくしかないのでしょうね。


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